いずれにせよ課せられる文章地獄へようこそ!
こんにちはー。学長です。
今日はですね、バイトでした。まあ通常通りにね。
で、バイト先の子って、ほとんどが高校生なのですよ。時期的に夏休みの課題の話とか、その前の期末テストの話とか、まあ若々しいお話をしまくってるわけですわ。聞いてて大変微笑ましいけどね。
そんな中、ひとり早稲田の付属高校に通ってる子がいるのです。
付属の高校だからこその悩みがあるらしい。なにかと尋ねてみたら、なんと。高校生なのに進級論文と卒業論文のようなものを書かされるそうな。
そりゃあねえ、受験がないからこその課題ですよね。わたしは付属校ではなかったから、ちょっと衝撃。
しかし。そいつはてえへんだ!!と。言うわけで、ざっくりと論文の「型」のようなものを解説してきましたよ。
まあこの本に準拠してるだけですけど。
戸田山和久『新版 論文の教室―レポートから卒論まで 』NHKブックス、2012年
高校生ですし、きっと知らないこともたくさんあるだろうなあ。と思い、この本を明日貸すことにしました。まあわたしが持ってるのは、これの旧版ですけどね。
この本は大学生でも使えるから超おすすめだよ!日本猟奇大学のみんなも読むといいよ!
わりと陥りやすい罠って多いですよね。論文って。
大学で書かされまくる割には、高校では全くと言っていいほど教えてくれないのですね。ちょっとどうかと思うなあ(´;ω;`)
例えば。
「論文って、書いていく中でなにかの問題を解決しなくちゃいけないんでしょ?」
⇒しなくていいんだよ!!
そんなことはしなくてよろしい。なぜって?決まってますよー。我々は一学生です。世の中にはあらゆる研究者がいます。で、研究者は日夜「世の中をいい方向に変えていくアイデア」を考察しています。それでも世の中はなかなか変わりません。
それでいて、どうしてそこいらの学生が課題ごときで考えたアイデアが世の中に通用すると思いますの?
解決案は論文の中に盛り込まなくてよいのです。
大学初年度くらいまでなら、まずは論文に用いられる言葉遣いを覚えましょう。引用の書き方、論文の型を覚えましょう。そういう形式的なことをとにかくきっちりやっていかないと、後々大きな恥をかくことになりますからね。全部上記の本に書いてありますから、参考にしてくださいね。
はい次。
「なんか、すっごい難しいことをテーマに選ばなきゃならないんでしょ?」
⇒誰もそんなことは求めてないよ!!好きなこと書きなよ!!
小難しいテーマ選ぶのは確かに自由です。でもそんなことしたってつく成績はおんなじですからね?しかも興味ないモノだったら余計に苦痛でしょ。書いてて苦痛、参考文献読んでて苦痛。もう意味不明じゃん。ほかの課題もある、裂く時間はなるべく減らしたい。それが普通では?
だったら、こんなことは考えなくてよろしいですから(´・ω・`)
さて次。
「テーマはやっぱでっかく派手なことを選びたいよね!」
⇒一生考え続けるおつもりかしら?
「○○とはなにか?」うん。もっともらしいお言葉。問いっぽいね!すんごく問いっぽいねw
ど う や っ て ま と め る 気 だ。
逆です。問いの設定やテーマ決めの規模がちっちゃければちっちゃいほど、しっかりした論文に仕上がるのよ。まず論文が全然書き出せない、という人は、自分が選んだテーマが大きすぎないか確認し直すことから始めてみるといいかもね。もしかしたら、道筋が見えてこないのかそのせいかもね。
ほい次。
「まず、本を読まなきゃいけない意味が解らない」
⇒そっちの意見のが意味不明です、意味不明ですって!!
論文を課してくる先生は、基本的に「どのくらいこいつは調べてきたんだろう?」という部分を見てます。内容に関しては、なにに賛成しようと反対しようと自由です。
そんなことより、下調べをしっかりしてあった方がいいです。形式に沿って書いてあるかが大事です。論拠を示せば無問題です。
で、テーマの話はさっきもしたけれど。基本的に論を進める際、自分の意見を主張するには誰かしら専門家の意見を引用します。高校生・学部生のレベルならこのくらいでOK。誰かがなにかを言っていて、それに関しての感想や疑問点や腹が立った理由だけでも論文の出発点にはなるんじゃないかなあ。
なんかてきとーに喋ってしまったので、本当に書き方わからなくて困っていたら上記の本おすすめします。ではヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ